【PostgreSQL】第7回 レプリケーション機能の基本的な検証をしてみよう
~これは、雑魚技術者の勉強記録~
前回、レプリケーション構成の構築が完了しました。今回は、伝播される様子を観察したいと思います。 単純に、テーブルを作成したりデータを挿入してみて、両ノード (特にスレーブ側) から参照できれば成功です。 小細工はありません。別途考慮すべき点については、障害等の扱いにして別稿で取り上げます。
シリーズ
<第7回の概要>
7-1.実践:簡単なレプリケーションの検証(参照と更新)
テーブル作成・データ挿入を行い両ノードからの参照可能を確認します。
また、スレーブ側は更新不可能な様子も見てみます。
7-2.実践:いじわる~unlogged機能を用いたオブジェクトの作成
検証が単純ですので、少し捻ってみました。
アーカイブモード必須、ログシッピングにて実現されている当機能に対し、ログ出力しない形で
テーブル作成を 行うとどうなるか、検証してみました。
7-1.実践:簡単なレプリケーションの検証(参照と更新)
7-2.実践:いじわる~unlogged機能を用いたオブジェクトの作成
おわりに
単純な検証作業でしたが、裏ではきっとカシコイ動きをしてくれているのでしょう。 これで、レプリケーション機能の基本的な検証は終了したいと思います。
次回なのですが、 これまで、ノード単位での複製にてレプリケーションを構築しました。PostgreSQLの機能として、データベースクラスタ単位で複製を行う「pg_basebackup」という方法があり、これを検証したいと思います。 ノード障害にてOS単位で破損してしまった、などの場合はノード単位での復旧が必要となりますが、ミドルウェア範囲内で発生した問題の解決や新規スレーブノード追加の場合も、ノード・OSから・・・というのは非効率で、対処機能が用意されております。むしろ、こちらの機能を用いてレプリケーションの構築を行うほうが主流です。
本稿はこれまでとさせていただきます。